片づけができる子になる!子供の心を動かす魔法のメッセージ。
日々子育てに悩んでいるまめしばです。
定期的に通っている図書館で
目に留まり借りてきた本たち。
先日は左下の「うちの息子ってへんですか?」の
感想を記事にしました。
今日は、写真右下の
「イライラしない子育ての本」の中で
とても素敵な言葉に出会ったので
ぜひ紹介させてください。
こちらの本はコーチングのプロである
川井道子さんによる子育て本。
内容は、親がむやみに怒らず
子供が自ら答えを出していけるように
コーチングするための様々な例が載っています。
コーチングの内容も大変参考になったのですが
この本の内容で一番印象に残り
読んで良かったと思えたのが、
あるドイツ人のお父さんが
自分の息子に対して語った
片づけについてのメッセージ。
その部分だけ抜粋して少し紹介させていただきますね。
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お話しは、ドイツ人のお父さんが、日本人の奥さんとの間に生まれた男の子に対して語った”片付け上手になる方法”です。
キレイ好きで、文句なしに片付け上手のお父さんが、小学校入学に際して自分の部屋をもらった息子に対して、こんなお話しをしてくれたのだそうです。
「いいかい、一人ひとりの人間にちゃんと家があるように、モノにだって、それぞれの決まった場所が必要なんだ。
だから君が、それらのモノの住所を決めてあげたらいいんだよ。
そう、頭の中でモノの街をつくってあげるって感じかな。
例えば、この机を駅にしよう。
駅は町の中心だからね。
じゃ、毎日使う”教科書”はどこに住んでいたら便利かな?
そうやって一つ一つのモノの住所を決めていき、教科書は机の正面にある棚へ。
鉛筆や文房具は”駅の地下”である引き出しへ。
机の横の大きな棚は”高層ビル”だからここも本や道具を。
ほら、”僕の街をつくる”と考えるとウキウキして、片付けることが楽しくなるだろう?
そして、部屋全体が片付いたとき、君の頭の中には完全に街が出来上がっているはずだ。
君の街だ。
何がどこにあるのかも、君なら全部わかる。」
お父さんは、さらにこう話を続けます。
「家の中を整理するということは、頭の中を整理するということと同じだよ。
なにがどこにあるのかわかっていたら、
探さずにすぐ取りだせるし、考えずにさっと片付けられる。
だから、いちばん初めに良く考えることが肝心なんだ。
家がぐちゃぐちゃだったり、机がぐちゃぐちゃの人は
頭の中がちゃんと整理できていないんだってパパは思うな。
家や机の環境が人間をつくるんだからね。」
そして、最後にお父さんはこんな言葉を息子に贈ったそうです。
「机は駅だといったね。
これは君が勉強していく、いちばん大切な場所になるんだよ。
そして、ここは出発点でもあるんだ。
ここから、君が行きたいと思う世界のいろんな場所にいけるんだよ」
ブラボー!
なんてすばらしい、”片付け上手になる方法”でしょう。
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いかがでしたでしょうか。
とても素敵なメッセージですよね。
断捨離や片づけを日々心がけている自分にとって
このドイツ人お父さんの言葉はとても魅力的で
本当に感動しました。
これならば「片付ける」ということの意味が
子供にもストンと落ちるのではないでしょうか。
自分の子供がもう少し大きくなったら
ぜひこのメッセージを引用して
片付けることの大切さとその意味を伝えたい。
イライラしながら怒って伝えるのではなく
こんな風に、子供をわくわくさせる
ユーモアあふれるメッセージは
きっと子供達の心に届いてくれると思います。
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